全日本極真連合会

極真連合とは

極真空手は創始者・大山倍達が幼少の頃学んだ中国拳法や、その後修行を積んだ船越義珍師の松涛館空手、そして山口剛玄師の剛柔流などに独自の格闘技理論を加え、1963年、 国際空手道連盟極真会館として設立したものです。
世界124カ国に1200を超える公認道場を有し、会員数およそ1200万人。単独会派としては世界最大にまで発展する組織へと成長を遂げました。
しかし1994年、大山倍達が肺ガンのため急逝。これを機に後継者問題や商標問題などを巡り国内支部長間の対立が勃発し、会館は内部分裂状態となりました。
分裂後も、各派閥は自派だけが正当な極真であると主張。ところが、一般社会の視点から見れば、 それは単なる派閥争いにしか過ぎません。特にここ最近は上記の商標裁判が大きな問題となり、 各派閥は一段と自派の正当性を強く訴えているという現状でもあります。
そんな中、どこの派閥にも属さない師範たちが核となり、新たな考え方が提案されることとなりました。
「争いではなく、派閥を超えて接点見出すべきではないか・・・」。そのコンセプトのもと、派閥の垣根を取り払おうと設立されたのが、この「全日本極真連合会」なのです。
極真連合はいわば空手マンたちの超党派の集合体といえます。

基本理念

極真連合の基本理念は、自主自立をもった極真各会派、各道場が各派閥の主義主張にとらわれず、 「極真」として大同団結し、日本空手道の普及、発展に寄与することにあります。
創始者・大山倍達が残した極真空手を正しく継承し、その普及、発展のために日々、研究、研鑚すること、また極真空手を通じて崇高なる人格の陶冶と人間形成を目指し、それをもって社会に貢献することを目的とします。

主な活動

全日本極真連合会は独立した自主自立の道場が加盟をする立場をとるので、各支部、道場の、活動に関し拘束はしません。ただし、連合会として決められた規約等は遵守、協力しなければなりません。
活動は全日本大会などを主管する「大会機構」と、昇段審査などを主管する「技術審査機構」の二本柱で運営し、その他の活動は各支部、道場の自主性に委ねるものとします。