子供の頃から憧れていた空手の世界に、緒方が飛び込んできたのは、彼が24歳のとき。昇段まで7年を要したが、今では独自の存在感を放つまでに成長した。目標とする格闘家は成嶋竜というだけに、得意技はその成嶋ばりの「上段廻し蹴り」。試合でも左右のローから、この上段へとつなぐ組手が、この男の最も得意とするコンビネーションとなっている。一度、道場でのスパーリング中、このハイキックで練習相手をKOしたことがあるが、倒した相手の意識が回復せず、かなりヤバかったとか。その後、運良く相手は蘇生したが、以来、緒方はその蹴りを「しんちゃんキック」と命名し(ホンマか?)、かなり自信を深めたという。今後はその精度を益々極め、真の必殺技へと昇華させていってほしいものだ。空手家として、まだまだ進化の途中である。